【コロナ禍】在留資格無し外国人配偶者と一時帰国~短期滞在ビザの取得方法~

新型コロナ対策による入国制限が緩和され、自主隔離期間が14日から10日へと短縮になりました。コロナ禍でずっと一時帰国を延期してきた海外在住の私たちにとって、とてもありがたい発表です。外国人夫と日本へ一時帰国するため、配偶者の短期滞在ビザを申請しました。

外国人配偶者の短期滞在ビザ

新型コロナウイルスの水際対策により、再入国の場合を除き、日本に入国するすべての外国人は査証の申請が必要になっています。(2021年11月現在)ただし、特段の事情がある場合は滞在先の大使館・領事館で査証の交付を受けられます。夫はスペイン人で、今回の一時帰国は90日以下の短期滞在になるので「For Visiting/Meeting Person(s) Who Reside in Japan」という枠組みでビザ申請をしました。

私たちが準備した書類は以下の通りです。

  • パスポートとアメリカ滞在のビザ(原本とコピー)
  • 写真付き申請書
  • 航空券の旅程表(eチケット)
  • 招へい理由書と記入者の発行日から3か月以内の住民票(原本でなくてもOK)
  • 滞在期間の宿泊先・スケジュール表
  • アメリカの銀行の残高証明
  • 免責誓約書
  • 日本人配偶者(私)のパスポートとアメリカ滞在ビザ
  • 発行日から3か月以内の夫の名前が記載された戸籍謄本(原本でなくてもOK)

まず領事館のサイトを確認しましたが、必要書類は英語版のサイトにしか記載がないため、見つけるのに手間がかかりました。また結婚していることを証明するため戸籍謄本が必要になることや、配偶者がアメリカ人であればFor Tourismで申請になるなど、サイト上には記載がなく電話で確認しなければならないことも多々ありました。職員さんによって対応に差があるので、半年ほど前に問い合わせた際は「結婚式は特段の事情にあたらない」と言われ、自分たちの結婚式・披露宴をキャンセルしたこともありました。(詳しくは⇒こちら

領事館の来館予約

カリフォルニア在住の私たちは在ロサンゼルス日本国総領事館で査証申請を行いましたが、コロナ対策で領事館の来館が予約制になっていました。また、ビザ申請の来館予約サイトは領事館のウェブサイト上に記載がないため、勘違いして日本語ページから来館予約を取っていた私達は、2度足を運ぶことになりました。ビザ申請サイトのURLは、領事館に電話した際の自動音声にも案内はなく、電話やメールで直接職員さんとやり取りをして初めて知らせれるものなのだそうです。

日本領事館

帰国予定日の1か月程前にビザ申請をしに、領事館を訪れました。無事必要書類の提出が終わり、申請完了。問題がなければ約1週間で承認されると伝えられ、郵送交付で9日後に受け取りました。

ワクチン接種証明と陰性証明

これで無事夫と一緒に一時帰国できるようになりましたが、入国の際は、ワクチン接種証明書と出国前72時間以内に取得した陰性証明の提出も求められます。私達はワクチン接種を終えているので、帰国日前日に日本帰国用陰性証明を発行してくれるクリニック(詳しくはこちら)に検査予約を入れました。

離陸する飛行機

最近の緩和で、受け入れ先企業があれば、隔離期間が3日まで短縮されることになりました。しかし、私たち夫婦の場合は日本人の私であっても、最短10日の隔離です。地方に実家があり公共交通機関が利用できないので、空港からのハイヤーや宿泊先も自己負担です。また、14日→10日の短縮には自費で再検査を受ける必要があります。ワクチン証明+陰性証明+10日の隔離+再検査…外国人の友人には口をそろえて「え、日本厳しすぎじゃない?」と言われます。少しマシになってきたとはいえ、早く普通に帰国できる状況が戻ってきてほしいとつくづく思います。
【2021年12月】入国制限下で外国人配偶者と帰国、LAX⇒成田入国体験談は⇒こちら
【海外在住者】一時帰国用のジャパンSIMカードについては⇒こちら
「14日間の待機期間」自宅隔離体験談は⇒こちら
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