外国人配偶者と一時帰国
今回の一時帰国に向けて、外国人の夫は11月上旬に短期滞在ビザを取得しました。(詳しくはこちら)ところが、帰国日2日前に「外国人の入国を禁止する」「すでに発行済みの査証も無効にする」という報道があり、慌ててロサンゼルス領事館に問い合わせました。幸い日本人の配偶者は特段の事情があるものと認められるため、夫も一緒に入国できると知らされ胸をなでおろしました。ただ、10日に短縮する予定だった自宅隔離が14日隔離に再度厳格化されたため、急遽フライトを1日前倒すことに決めました。その後カリフォルニア州でもオミクロン株による感染者が確認され、検疫所の確保する宿泊施設での3日間の待機が義務付けられました。滑り込みセーフで何とか帰国できましたが、これまでになくピリピリした里帰りでした。
帰国前に準備したこと
領事館には、外国人配偶者は入国審査で戸籍の写しの提出が求められると言われました。ビザ申請で提出したデータが残っていたので、印刷して夫に持たせました。また、厚生労働省のホームページを読んで予習し、検疫時に必要になる質問票WEBに回答して、QRコードをスクリーンショットしておきました。滞在先として宿泊先のairbnbの住所、連絡先は事前に手配した日本国内で使える携帯番号(ジャパンSIMカード)と実家の固定電話番号を登録しました。電話番号は夫と共有する予定のため、同じ番号を書きましたが特に指摘されることはありませんでした。さらに、インストールが義務付けられている入国者健康居所確認アプリMySOS、接触確認アプリCOCOAのダウンロードとアカウント登録も済ませておきました。
空港・機内での準備
航空会社はJALを利用しましたが、LAXのチェックインカウンターでも陰性証明の提示、厚生労働省の定めるアプリの確認がありました。機内では誓約書・健康カード・検疫法に基づく質問の3枚が配られ、フライト中に税関のカード、夫の入国カードとともに記入しておきました。
成田到着後
成田に着いてからは到着便ごとにまとまって移動しました。最初の検疫では、先に到着した便の乗客から順に書類のチェックが行われ、パイプ椅子に座って小1時間ほど待ちました。窓口では陰性証明とパスポートのチェック、過去2週間に滞在した国の確認を受けました。
その後唾液検査、アプリの動作確認へと、スタンプラリーのような形式で順に進んでいきます。このあたりはとにかく人員総動員で、30分ほどで終了。続いて質問票WEBのQRコードの提示、健康カードを元にした滞在先や連絡先の確認を15分ほどで受け、さらに15分ほどパイプ椅子に座って唾液検査の結果待ちをしました。その後やっと通常の入国審査へ通され、戸籍のコピーを提出しました。
所要時間
着陸からゲートをくぐるまで、2時間45分でした。手配していたハイヤー会社には、飛行機の到着時間から3時間が目安と伝えられていたので、水際対策中は3時間が平均的な所要時間のようでうす。通常時と比べるとやはり長い道のりではありましたが、どの手続きでも丁寧に対応してもらったためさほど苦ではありませんでした。動きやすい服装、転がせるスーツケースが重宝しました。
【コロナ入国制限】外国人配偶者の短期ビザ取得については⇒こちら
【ロサンゼルス】日本帰国用の陰性証明の取得は⇒こちら
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