【国際結婚】スペインで出産したハーフの子の名前

スペイン人の夫と結婚し、スペインで出産した日本人妻です。ずっと心配していた子どものスペイン名ですが、無事日本名、スペイン名ともに、望み通り登録できました。日本人妻が結婚時に氏変更をした場合の、ハーフの子どもの名前の登録について紹介します。

氏変更した私の名前

海外の賃貸借契約

スペイン人の夫のフルネームは、

(例)Alfonso Antonio Gomez Rodrigues

“Gomez Rodrigues”が氏、“Alfonso Antonio”が名。“Gomez”が義父、“Rodrigues”が義母の名前です。私の旧姓は、

(例)山田 花子

でしたが、結婚した際氏変更をして(詳しくは⇒こちら)、現在は戸籍、住民票、パスポート、全て

(例)ゴメス ロドリゲス 花子 

です。長すぎるので公的な書類以外はゴメス花子で通しています。

複合氏

私が氏変更をしたことにより、生まれてくる子ども『(例)Luna』ちゃんの日本名

(例)ゴメス ロドリゲス るな

となります。スペイン側の手続き後、在スペイン日本国大使館にて出生届を提出し、無事登録できました。また帰国後、日本の保育園や持ち物への記名は私と同じようにゴメスるなで通しています。

文房具に記名

私たち夫婦が懸念していたのはスペイン名の方で、私が氏変更をしたことにより父方と母方からもらう氏が同じになり、

(例)Luna Gomez Gomez

と繰り返しになってしまうのではないかと心配していました。この点については結婚の手続きの際、スペイン大使館に何度も問い合わせましたが、「奥様のスペイン側での苗字は独身時のままです」との返答でした。つまり、私たち夫婦の希望通り

(例)Luna Gomez Yamada

と登録できるはず。ただ、大使館には「出生時の書類によって異なります」とも言われ、それが一体どの書類なのかはっきりせず、実際に登録してみるまで安心できない状態でした。

出生届

この度スペインで出産し、ハーフの子のスペイン名を実際に登録しました。結果からいうと、希望通り

(例)Luna Gomez Yamada

で登録ができました!

赤ちゃんの足とママの手

産院によるのかもしれませんが、私が出産したマドリード市内の病院では、院内で出生届の提出ができました。3日の入院期間中に、夫が出生時病院からもらった書類とともに、夫婦のパスポート身分証Libro de Familiaを持って登録に行き、Registro Civil宛てに出生届を提出しました。なお、出生時まだ名前を決めていなかったため、病院の書類には「(例)Recién Nacido(新生児) Gomesz Yamada 」で書類を記入していもらっていました。院内で登録した際には、私が氏変更をしているため特殊な例になると言われ、2日後にRegistro Civilの役人さんからスペルなどの確認電話が入りました。その2日後、無事登録が完了し、日本名の登録の際に必要になるCertificación Literal de Nacimientoが発行されました。

結婚時氏変更をした際は、旧姓に別れを告げた気分でした。今回スペインの複合氏により、子のスペイン名に自分の旧姓が反映されたことはとても嬉しかったです。名前については、将来子どもがどこで生きていったとしても、本人のアイデンティティに関わる事柄なのではないかと思います。日本名とスペイン名、どちらも希望通り登録できてよかったです。

 

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