コロナ禍での入国
引っ越したのは2022年1月で、観光目的での入国はまだ認められていない時期でした。配偶者は特別に許可されるものの、無事入国できるかヒヤヒヤしました。しかし、実際のところ事前に取得したQRコードとワクチン接種証明を提示するのみで入国できました。
スペイン人の夫とともにEUパスポートの列にならび、パスポートのみをチェックされました。念のため配偶者であるこを証明するLibro de Familiaも準備していましたが、必要ありませんでした。コロナ対策のQRコードも夫のものだけチェックされ、あっという間に入国審査は完了しました。
NIE申請手続き
引っ越し後部屋探しに時間がかかっていたため(詳しくはこちら)、日本の住民票に当たるEmpadronamientoの登録に時間がかかりました。ビザなし滞在は3ヶ月までなので、配偶者としてスペインで暮らす場合は、3ヶ月以内に居住証明のNIEの申請が必要です。結局3ヶ月目の最終週に、滑り込みセーフで申請手続きをしました。
- 夫の雇用契約書と直近のpay check
- 婚姻証明書とLibro de Familia
- Empadronamiento2人分
- 夫DNIと自分のパスポート
- 証明写真
- EX19申し込みフォーム
- 健康保険の写し
- tasa790領収書
夫がネットで情報を集め準備しましたが、1回目の提出で夫のpay checkが抜けていたため、メールで再提出し2回目で受理されました。tasa790は最寄りの銀行のATMでバーコードを読み込み、カード支払いができました。ラッキーだったのは夫の会社の健康保険に私もカバーされていたこと。ない場合は個人で旅行保険などに申し込む必要があり、このプロセスが結構面倒なようです。
以前は提出の時点からアポイントを取って出向く必要があったそうで、なかなか予約が取れなかったり、提出書類の不備で出直したりと、かなり煩雑だったようです。メール提出は対人でない分、本当に大丈夫かなと心配にもなりましたが、結果とっても便利でした。
CITA(受理予約)
申請から約2か月後に、私の携帯番号にCITA(予約)のSMSが届きました。予約時間と住所が記されていました。指定されたのはGran Via近くのOficina de Extranjería。訪れると、入り口に数名の外国人が並んでいて、自分の予約番号とパスポートを伝えて中に入れてもらいました。
オールスペイン語でしたが丁寧に2度ゆっくり繰り返してくれたのでなんとか理解できました。NIE番号記載の書類を受け取り、それを持ってAyuntamientoのRegistro Generalへ届け出に行くよう言われました。
なお、このNIE番号受け取りまでの間にスペインから出国する場合は、申請中であることを証明する書類が必要なんだとか。私はおとなしくスペイン国内で待ちましたが、3ヶ月の滞在期間を優に過ぎていたので、何かあったとき不法滞在と間違われないかと心許なかったです。
Ayuntamientoでの手続き
Ayuntamientoはネットで調べたものの、どこへ出向けばいいのかよく分からず、結局夫がOficina de Extranjeríaに電話問い合わせをしました。その電話をそのままCita Previaの予約番号へつないでもらい、無事翌々週に予約が取れました。
当日窓口では「NIEの更新で来たのか」と問われたので、申請手続きできたと伝え、以下の書類をスキャンしてもらいました。
- Empadronamiento(必要だったのかは不明)
- Libro de Familia(メール提出したものと同じ)
- 以前スペイン大使館より発行された婚姻証明書(メール提出したものと同じ)
- Oficina de Extranjeríaでもらった書類2枚
その他、メールアドレス、住所、電話番号などを口頭で伝え、Oficina de Extranjeríaに発送してもらうようお願いしました。ただ、結果から言うと、この2回目のAyuntamientoでの手続きは何のためだったのか不明です。