ヘアードライヤー『ナノケアEH-NA99』はアメリカで使えるか?!

 アメリカ移住が決まり、どうしても引っ越しに持って行きたかったものの一つが、愛用していたヘアドライヤー「ナノケア」です。購入してそんなに時間が経ってなかったし、これまで海外で使ったドライヤーでこれに勝るものはなかったです。電圧の違いに配慮し、安心して使える方法を探りました。

『ナノケア』とは

 Panasonicのヘアードライヤー『ナノケア』はこれまで私が使ってきたドライヤーの中で多分一番高価。以前10年以上使ってきた安物のヘアードライヤーを買い替える際に、電車のつり広告に惹かれ背伸びして購入しました。『ナノケア』はマナイオンで毛先をいたわり、温冷リズムモードでまとまり感とツヤ感をアップするスーパードライヤーです。確かにこれに買い替えてから、乾かした後に髪がパサつかなくなりました。しっとり潤う感じです。

私が持っているのは旧タイプ

 ところが購入から半年ほどで新製品が出たことに衝撃を受けました。私が持っているのは2017年発売の旧タイプ『EH-NA99』です。公式ページには比較表が載っていて、重さや水分量を比べられるので便利です。

海外対応タイプもある

 電気屋さんで対応してくれたお姉さんによると、海外での使用を目的とした『EH-NA5A』というタイプもあるそうです。海外出張が多い人や海外からの観光客の人が購入します。サラサラヘアーの希子ちゃんの印象が強かった私は、海外対応かどうかという点には目もくれず、広告と同じ『EH-NA99』を購入しました。まさか翌年アメリカに移住するとは予想もしていませんでした。

『EH-NA99』はアメリカで使えるか

 ここからは私の経験で書きます。電圧や機械のお話にはめっきり弱いので、「使えます!確実に大丈夫です!」とは決して言えないです。ご参考までに!

変圧器なし

 アメリカのコンセントは日本とほぼ型。のん気な夫に「日本の電化製品のプラグは全部ささるし使えるよ!」と言われたけれど、日本の電圧は100Vアメリカは110~120Vです。念のため確認すると『ナノケア』本体にも100Vとしっかり書かれていました。

ナノケア製品表示

恐る恐る差してみて電源を入れると…つきました!でもなんだか日本で使っていた時より風力が増しゴーゴーいっています。急に発火したりしないか怖くなりました。とはいいつつも1か月そのまま使用していたのですが、後日一時帰国した際に電気屋さんで相談すると、「危ないです!それぜったいやっちゃいけないやつですよ!」と慌てて止められました。

結論、ナノケアはアメリカのコンセントに差してそのまま使えるけど危険です。

変圧器あり

 じゃあ今どうしているかというと、日本から持ってきた1500Wまで容量のある変圧器と一緒に使っています。コンセント⇒変圧器⇒ナノケアでつなぎ、毎日髪を乾かしています。風の強さは日本で使っていたときと同じ。ロングを乾かすぐらいの時間であれば、変圧器が変に熱くなったりすることもありません。

使えない変圧器

 以前から持っていた別の変圧器を試したら、『ナノケア』の電源すらつきませんでした。後から調べると変圧器の容量が足りないことが判明しました。『ナノケア』は1200Wと記載されているので、電気屋さんで売られている一般的な変圧器の容量では全然足りないのです。

変圧器

使える変圧器

 ネットで調べまくって購入したのがこちらの1500Wのダウントランスフォーマー「ヘアードライヤーに使える」とは書かれてなかったですが、「炊飯器、電子レンジ、掃除機にも使用可能」とのこと。他に見つからず出発も迫っていたのでこれしかないと自己責任で買いました。

トランスフォーマー

 3.5㎏とずっしり重いですが、今のところ日本から持ってきたジュースミキサー家庭用脱毛器「ケノン」(ケノンについては⇒こちら)にも問題なく使えています。ただ、コンセントを差しっぱなしにしておく温まっているときがあり、使い終わったら必ずコンセントを抜いた状態で保管しています。

 アメリカに長く住むとなると、乾燥、紫外線、水、髪質に合わないシャンプー、など髪に悪そうな要因がたくさん。日本の美容師さんに、「できるだけいい状態をキープするにはどうしたらいいですか」と質問すると、「丁寧に髪をいたわりながら乾かすこと」「ヘアオイルだけでも日本のものを持っていくこと」をアドバイスされました。これまで使っていたヘアドライヤーを、アメリカでも使い続けることができてよかったです!
【アメリカ】おすすめのシャンプー&リンスは⇒こちら
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