日本からスペインへ荷物を送る
日本からの荷物は、実家の母に郵便局のEMS(国際スピード便)やSmall Packet(書類だけの場合)を利用して送ってもらっています。英語での送り状の作成、内容品の登録が複雑なので、私が母の名前で会員登録をしてネットで手続きします。登録した送り状は近所のコンビニで印刷してもらい、あとは母が集荷の手配をして家まで取りに来てもらいます。送料は内容物によりかなり高額になることもありますが、これまで4,5回利用し、九州⇒マドリード市内に全て2週間ほどで確実に届いています。また、私はまだ利用したことがありませんが、急ぎでない引っ越しの荷物などは、船便で数か月かけて送る方が安いです。
複雑なのはスペイン国内に着いてからです。EMSの場合、Correos(郵便局)が登録した住所に配達に来ますが、1回、運が良ければ2回までしか配達に来ないので、その後は不在票が入り2週間以内に最寄りのOficina de Correosに取りに行きます。受け取り時、関税で発生した料金を支払わなければいけないのですが、ほぼお釣りが出ないので、運よく在宅時に配達に来ても現金でちょうど払えないと受け取れません。その後の郵便局での受け取りもなぜか現金対応で、パスポートかNIEなど身分証原本がないと受け取らせてくれません。
最悪の場合は、1週間でスペインに着いたものの、不在票すら入らず、2週間の保管期間後勝手に日本に返送されたケースもありました。記載の電話番号にももちろん連絡はなく、3週間目にこれはおかしいと追跡をかけたときには手遅れでした。残念ながらCorreosは全然信用できません。
日本からEMSで荷物を送ってもらう場合は、発送から1~2週間を目安に追跡をかけ、現金を準備しておいた方がいいです。
スペインから日本へ荷物を送る
日本へはクリスマスのプレゼント・お菓子を一度だけ送りましたが、これまたかなり苦戦しました。ちなみに、送った荷物はCorreos(郵便局)の定型箱39cm×28㎝×19㎝サイズで3㎏ほど、内容物は安めに見積もって€68でした。
郵便局は時間がかかるけれどはるかに安いと聞き、余裕をもってクリスマスの1か月前にOficina de Correosから送りました。45ユーロ支払い、2週間ほどで届くと言われました。ところが3週間経っても音沙汰がなく、ネットで追跡をかけてみたところ、美容液が香水とみなされスペイン国内の税関でひっかかり戻ってきていると知りました。散々電話で問い合わせて発送したOficina de Correosにあることが判明しましたが、戻ってきたという連絡が一切ありませんでした。もちろん送料42ユーロの返金もありません。
日にちが迫っていたこともあり、今度は高いけれど速いと定評のあるDHLを利用しました。内容物は少し変えたものの、ほぼ同じ荷物で173ユーロ請求されました。内容物より送料の方が高いと嘆きながら支払いましたが、マドリード⇒九州の配達で、週末を挟んで5日後に届きました。アメリカで利用していたFedexよりも速いです。
また、スペイン→日本も関税が発生し、母が追加で1800円支払いました。送り先の相手に支払いをさせてしまうのが嫌なので、誰かに贈り物をする際は一度実家を介した方がいいなと感じました。
日本に荷物を送る場合はCorreos(郵便局)が安いですが、信頼度が低いので、発送状況を逐一確認するなど気を付けておいた方がよさそうです。DHLはとても高額な分本当に速く届きます。また、窓口によると思いますが、対応もDHLのおじさんの方がずっと親切でした。