スペイン語試験DELE B2再受験!~追加購入した問題集、苦手克服勉強法~

マドリード在住でスペイン語勉強中の主婦です。20代で参加した南米でのボランティア後、スペイン語能力試験DELEのB1(日常会話レベル)に合格。それからずっと中断していたスペイン語ですが、マドリードへの引っ越しを機に、B2(日常会話上級レベル)に挑むことにしました。
1回目の受験については⇒こちら

2回目の挑戦

前回は3ヶ月の試験勉強の後、あと0.5点で不合格するという悔しい思いをしました。その後すぐに2回目の申し込みをし、今回は2.5ヶ月で準備しました。EDELSAの公式問題集は答えを覚えてしまったため、追加で問題集を購入。1回目と比べると少しゆとりをもって勉強し、無事合格することができました。2022年11月実施試験の出題内容1回目受験時との違いおすすめの問題集や2回目の受験に向けて実践した苦手克服の勉強方法を紹介します。

出題内容、1回目受験時との違い

PRUEBA ORAL(口頭試験)

今回も金曜日の夕方の枠で口頭試験を受けました。試験会場は前回と同じマドリード市内の語学学校です。

口頭試験では、前回はお題がラミネート加工されていましたが、今回は紙媒体の冊子でした。くれぐれも問題に書きこまないようにと指示がありました。20分の事前準備の部屋には5人ほど一度に通され、白紙と鉛筆を渡されました。部屋には時計がなく、せっかくしていった腕時計をチェックし忘れるという凡ミスをしでかしました。

  • TAREA1 読書習慣に関する解決策5つ、それぞれの良い点、悪い点をプレゼン。(前回のお題と同じでした。)
  • TAREA2 喫茶店で契約を交わしている人と電話をしている人の写真を説明。
  • TAREA3 「オンライン授業」のお題でアンケート調査を見て話す。

TAREA1はたまたま提示された2つのお題の1つが、前回受けたときと同じ「読書習慣について」でした。完全に同じものかは分かりませんが、私がプレゼンした内容は前回とかなり似ていたと思います。運が良ければ前回と似通ったお題を選べるのかもしれません。

TAREA2は「賃貸契約の解約」というタイトルだったのですが、全くそんな写真に見えなかった私は「喫茶店で保険の説明をしている。後ろの人の電話がうるさくて困っている」というようなストーリーをでっちあげました。すると「お題を読んだかい?」と面接官にツッコまれてしまいました。写真の説明は基本事由に想像できますが、タイトルにある程度沿っていないといけないようです。

また、前回の面接官と比べると、今回の面接官はあまり反応をしてくれず、こちらの話している内容にさほど興味を示さない印象でした。最後までなんだかピリピリした雰囲気であっという間に終わりました。面接官との相性もすごく大事だと感じたものの、蓋を開けてみると口頭試験はなんと満点手ごたえと得点はあまり比例しないのかもしれません。

Comprensión de Lectura(読解)

marksheet

翌日は8時半集合で、運良く前回よりも広く明るい部屋に通されました。今回は、隣の受験生と机も分かれていて、余裕をもって受験できました。また、前回は大部屋で細かい指示がありませんでしたが、今回は準備された鉛筆と消しゴムのみの利用に限られていました。

  • TAREA1 パラグラフごとの内容把握(栄養素とメンタルの話)
  • TAREA2 インテリアデザイナーの経験談
  • TAREA3 空所補充 (環境や漁業の話)
  • TAREA4 文法穴埋め

今回も、EDELSAの公式問題集と比べると、標準的なレベルで読みやすい印象の問題ばかりでした。

Comprensión Auditiva(リスニング)

その後、トイレ休憩なしで続けて40分のリスニングがあります。

  • TAREA1 短い会話文を聞いて選ぶ問題
  • TAREA2 会話文を1つ聞いて、どちらが言ったか、誰も言ってないかを選ぶ問題(ご近所さんとの世間話)
  • TAREA3 メキシコの建築家についてのインタビュー
  • TAREA4 多数ある発言を誰が言ったか当てはめる問題(映画について)
  • TAREA5 アルゼンチンの教育について(アルゼンチン訛り)

リスニングも前回と大差はありませんでしたが、TAREA5のアクセントがかなり強めで苦戦しました。また、前回は「リーディングがすんだ人からリスニングの問題に目を通していい」と言われましたが、今回は特に声掛けがありませんでした。ただ、同じ冊子にリスニングの選択肢が乗っているので、リーディング終了後、リスニングもの問題に事前に目を通している人もいました。

Expresión e Interacción Escrita(ライティング)

その後、20分ほどの休憩後、ライティングがありました。下書きも含め指定のペンを使うよう指示されました。下書きの紙は前回同様A4の白紙1枚で、裏表に下書きをしました。

  • TAREA1 捨てられたペットを救うプロジェクトについて新聞会社にメールを書くお題 150-180語
  • TAREA2 (選択式)「スペインの若者が就労先の企業へ感じていること」2つのグラフの見て書くお題 150-180語

前回私は、TAREA1のリスニングでしくじり、結果自信のあったライティングで失点し不合格でした。今回は問題自体が理解しやすく、書かれている内容からもある程度書く内容を構想しやすいお題でした。ライティングもお題が大事だと痛感しました。

TAREA2は、データ分析のOpción1を選ぶと最初から決めていたので、迷わず取りかかりました。今回も書き終わった人から退室できましたが、時間いっぱい粘って見直しをしました。少し書き損じもありましたが、二重線で訂正してもさほど目立ちませんでした。

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