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衣装選びの流れ
採寸
衣装合わせに一時帰国をすることができないため、衣装担当さんとのやり取りは自己採寸からはじまりました。身長、靴のサイズ、普段着用している服の号数など。意外にも夫の方が肩幅、胸囲、ウエスト、ヒップなど詳しく聞かれました。
仮押さえ
その後、衣装担当さんとメールでやり取りし、私たちのイメージを伝えました。「シンプル」「可愛すぎない」「清潔感がある」「年齢相応」など、アバウトなイメージです。それから、ある程度デザインや価格に幅を持たせて資料画像を送ってもらいました。親の意見も聞きながら、何着かに絞って仮押さえをしてもらいました。
見積もり
その時点で小物や買取のブライダルインナーも全て含めて、一度見積もりを出してもらいました。海外ゲストの旅費をもつこともあり、「できるかぎり元の見積もりに沿ってシンプルなものを選ぼう」と決めていた私たち。それでも、すでにこの時点で「最初の見積もり+約10万ほど」になりました。
衣装合わせ
後は帰国後、本番数日前に衣装合わせをして最終決定をします。本当は実際に何着も着て、一番好きなものを選びたいところですが、私たちの状況を考えるとこの衣装選びの流れがベストでした。
神前式&披露宴の衣装
スペイン人夫の望む“侍スタイル”の和装で神前式を挙げ、その後の披露宴は洋装でドレス、というのが当初イメージでした。しかし、プラン内で紹介されていた和装は白無垢。はじめは「伝統的!」と喜んで眺めていたのですが、よく考えれば「白無垢+ウエディングドレス」では、和装洋装共に白一色になってしまいます。
「白無垢+カラードレス」はどうかと考えてみました。ところが、夫いわく、スペインでは“花嫁=白のウエディングドレス”が定番らしく、お色直しもないのに、最初から最後まで花嫁がカラードレスを着ているのは違和感があるそうです。
ならば「色打掛+ウエディングドレス」はどうか考えました。衣装担当さんに色打掛のオプションを送ってもらったところ、まぁ豪華!色打掛は外国人の“KIMONO”のイメージに合うらしく「親族も絶対喜ぶよ!」と夫は大賛成。白無垢よりもどうしても高くなりますが、結局この「色打掛+ウエディングドレス」案に決まりました。
持ち込みをするもの
日本のブライダルビジネスというものに足を踏み入れたな、と思ったのは見積もりに入っていないが必ず購入しなければならないのが結構あると気づいたときです。「ご検討ください」と言われたのですが、購入が必須なんだったら検討の余地なんてありません。華々しいウエディングの裏で、大金が動く…これぞブライダルビジネスです!
具体的には、
- 和装用の肌着(新婦)
- 和装用の肌着(新郎)
- ブライダルインナー上(新婦のビスチェ)
- ブライダルインナー下(新婦のフレアパンツ)
- Yシャツ+サスペンダー+アームバンド+カフスボタン+手袋(新郎)
これら全てプランには含まれておらず、買取が必要とのことでした。結局少しでもと、自分のフレアパンツと夫のYシャツセットは、ネットで安く見つけて持ち込みにしてもらいました。
旦那の変化
日本で結婚式を挙げると決めて以来、その費用を目の当たりにしてしょげていた夫。外国からゲストを招待すると、どうしても余計にコストがかかります。お互いの家族や友人が集合する後にも先にもない機会なので、出費に値する時間になると信じていますが、数字を見ると尻込みしてしまいます。
ところが、衣装選びあたりから夫にやっと結婚式をする覚悟が芽生えたようです。友人に前もって連絡をとったり、結婚式までにダイエットすると張り切ったり。白無垢⇒色打掛への加算額にも「払う価値があるからこっちにしよう」と前向き発言でした。外国人の新郎にとっては、具体的な写真のやり取りがあって初めて結婚式をするという実感が湧くようです。
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