日本でスペイン人と国際結婚!手続きの流れ、必要書類、所用時間!

 2人でアメリカ移住するために、スペイン人夫と日本で国際結婚をしました。決心してから、スペイン大使館に提出する書類を集めに奮闘しました。日本でスペイン人と結婚するときの手続きの流れ、必要書類、所用時間、大変だったことを振り返ります。

国際結婚の手順

 アメリカに一緒に行くため、日本で婚姻届を出して、アメリカの会社が発行する就労ビザに基づく配偶者ビザをゲットしようと決心した私たち。ぼんやりと思い描いていた計画はこうです。

  1. 必要書類を集める 
  2. スペイン大使館で面接(当日の様子はこちら
  3. 婚姻具備証明書をもらう
  4. 日本の役所で婚姻届を出す(当日の様子はこちら
  5. 夫が先に渡米
  6. 私はいったん実家へ
  7. 私のビザがおりて(配偶者ビザ申請についてはこちら
  8. アメリカで合流‼

ネットで調べるかぎりそんな一筋縄でいかないと予想はしていましたが、当初はここまで複雑で時間がかかるとも思っていませんでした。

婚姻具備証明書とは

 日本でスペイン人と婚姻届を提出するには、スペイン大使館の発行する「婚姻具備証明(詳しくはこちら)」が必要です。“独身であること”を証明するもので、これなしでは日本の役所で婚姻届を提出することはできません

筆記用具とパソコン

 まず、スペイン大使館のホームページを熟読し、二人揃って大使館に出向いて面接を受けることが必要ということ、また、少なくとも書類提出後15日間の公示期間(休日も含む)があることを知りました。しかも、役所で婚姻届を出すにしても、夫の身分証としてパスポートが要るとのこと。ならば、夫のアメリカ転勤までに婚姻届けを提出したい!そう考えると、猶予は2か月半ほどでした。正直、本気でスピーディーに進めれば何とかなるだろうと思っていました。…今考えれば無謀な計画でしたが。

スペイン大使館への連絡

 当初、大使館のホームページだけでは、詳しい流れや書類の申請先など、疑問な点が残りました。間違った動きをして時間をロスしたくなかったので、問い合わせることに。驚いたのは、スペイン大使館がほぼ100%電話に出ないということです。ホームページに書いている番号に1日中かけまくっても決して出ません。(後から分かったその訳はこちら)メールは日本語で送った方が早めに返ってきます。一日も早く情報が欲しかった私たちは、夫がスペイン語、私が日本語で同内容の質問メールを送っていましたが、毎回私の方が先に返信が来ていました。

大使館面接までに準備する書類

私たちの提出書類は以下の通りです。

  • 夫の過去2年の住民票  
  • 夫の出生証明 
  • 夫のパスポートとDNI(スペインの身分証)のコピー 
  • 私の過去2年間の住民票+西訳 
  • 私の戸籍謄本+西訳 
  • 私のパスポートのコピー

 私側の書類は地元に郵送申請したり、翻訳会社に西訳を依頼したりと、こまごまとはしていたものの、割とすんなり準備できました。問題だったのは夫側です。

住民票

 住民票は過去2年間で居住した場所のもの、全てが必要です。夫はその時点で日本に来て2年経っていなかったため、以前住んでいた国のスペイン大使館にも居住証明を発行してもらうことになりました。

 出生証明

 一番手こずったのが夫の出生証明です。彼はもともと別の国で生まれスペインに移住しているため、どの国のどの機関に問い合わせればいいのか、全く分かりませんでした。結局、在日スペイン大使館、在母国のスペイン大使館、在スペイン母国大使館をたらい回しにされ、かなりの時間を無駄にしました。夫の家族に電話で問い合わせてもらったこともありました。結果、「途中でスペイン国籍を取得した場合は『Registro Civil』という機関に問い合わせる必要がある」と判明しました。

婚姻具備証明書の申請にかかった時間

砂時計 結局、正しい機関に正しい書類を申請するための情報収集だけで1か月半、その後の書類集めにはもう2カ月かかりました。パートナーがスペイン生まれのスペイン人で、日本に2年以上住んでいる場合は、ずっと簡単に大使館提出書類が揃えられると思います。ちなみにその後、大使館への書類提出から婚姻具備証明発行(面接日)までは1か月と10日かかりました。

 まだまだこれから時間がかかるとはつゆ知らず、夫のアメリカ出発がカウントダウン状態に入ったこの頃はストレスMAXでした。そして、出生証明取得のため問い合わせたRegistro Civilが次の砦となるのです。
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