国際結婚!プロポーズを催促した話。スペイン人フィアンセの反応は?

 スペイン人のフィアンセとの国際結婚を目前に、プロポーズを巡って揉めました。プロポーズを省略されかけたときどのように催促したか、相手の反応、実体験を通して感じたことなどを書いてみます。同じような状況で悶々としている女性に向けての「プロポーズ回想録」です。

え、プロポーズないの?

口を大きく開ける猫 アメリカへ移住して数カ月。婚姻届け提出のための帰国が迫り、帰国前最後の週末が終わる頃、夫はゲームに没頭していました。「天気が良かったら景色がいい展望台に行こうか」と金曜日に話していたので、何もないまま日曜の夕方がやってきて正直がっかりしていました。今週末にプロポーズ的な言葉があるのかなと期待して待っていたからです。え、これはもしかして、プロポーズないの?

プロポーズをしない理由

  • ずっと同棲してきて「いまさら」と感じる
  • プロポーズなんてドラマの中の話でしょ?
  • 畏まって伝えるのが単に恥ずかしい

 プロポーズをしない男性にはそれぞれ理由(というか言い訳)があります。私たちの場合は、夫のアメリカ転勤で急に結婚が決まったため、どちらかが結婚を申し込んで、もう一方がOKしたのではなく、お互い話し合って決めた結婚でした。また、結婚のための事務手続きに半年以上かかっていたので、“いよいよ結婚する!”という実感もあまりなかったです(半年間の事務手続きの様子はこちら

プロポーズをしてほしい

手をつなぐカップル

 それでも、一生に一度のプロポーズ、なんとなく流さずにちゃんと決意表明してほしい!なぜだかここはどうしても譲れませんでした。プロポーズにこだわらない女性もきっとたくさんいます。しかしわたしにとってはこれが、どこからともなく湧いてくる強い思いでした。だから、早い段階から「婚約指輪はいらないけど、プロポーズの言葉が欲しい」と夫には伝えていました。しかし、結論から言うと、私の思いはさほど伝わっていなかったようです。

  よく、「映画に出てくるようなプロポーズを男性に期待するからがっかりする」、「受け身で女性的な心の持ちようを変えた方がいい」なんて意見があります。でも実際のところ、プロポーズを望んでいる女性からしえみれば、女性側が考え方を変えるとかではなく、一生に一度の大切な瞬間を諦めるか、何とか催促してプロポーズをしてもらうかの二択だと私は思います。 

プロポーズを巡り口論

 一時帰国中の予定について話し合う際、婚姻届提出に先立つスペイン大使館での面接の後、東京で結婚指輪を買うことを決めました。(後日談『銀座の免税店で結婚指輪をゲット』)この流れでもう一度、「プロポーズはちゃんとしてほしい。」と伝えました。

 夫はこの展開が予想外だったのか「指輪を渡さないのにどうやってプロポーズするの?」「もう結婚するって決まっているのに、何を尋ねるの?」と心底不思議そうにこたえました。…だめだ話が通じない!

プロポーズの意義を伝える

 そこから私はどうしてプロポーズが大切かを一生懸命説明しました。

  • ロマンチックに指輪を渡して欲しいのではなく、結婚する決意を言葉で伝えてほしい。
  • 一生に一度の思い出が、プロポーズを省略することで事務的な手続きになってしまう。
  • 付き合い始めたときは「付き合ってくれる?」とちゃんと尋ねてくれたじゃん?
  • 確かに私たちの場合は順番が前後したけれど、プロポーズが嫌いな女はおらんぞ。
  • 減るようなものじゃないし、恥ずかしいという理由でないのならしてほしい

…とこんな感じのことを熱心に伝えました。

プロポーズを催促された男の反応

口論をする2羽の鳥 夫は若干イライラした様子で「じゃあ一時帰国までに慌てて指輪なしでプロポーズしろってこと?」と極論で攻めてきました。…そうじゃない。いや、そうかもしれない。私も分からなくなりました。もう諦めるしかないかな~。結婚を目前に大きな喧嘩をしたくなかったため、私が食い下がりました。

少し時間をおいてみる

 悶々としながらシャワーを浴びてくると、急に夫が180度態度を変えてきました。「心配しなくていいよ。全部もともと計画してあったから」と。でっち上げにはかなり無理がありますが、彼なりに、私の気持ちを汲んで考え直してくれたようでした。

プロポーズ催促について

新郎新婦足元 人それぞれ『プロポーズ』についての考えは異なると思います。結婚自体、2人の他人が家族になるわけで、理解しあえないことはあって当然です。それでも、どうしてもという気持ちがあるなら、一先ず一生懸命伝えてみるべきだと私は思います結果プロポーズを催促することになり、後悔するリスクもあります。それでも、プロポーズは、一生に一度です。また、どうしても分かり合えない、険悪になってしまうのならば、一度時間や距離を置いてみるのもありです。私たちのように、何となく解決する場合もあるはずです。

 この後やってきた後悔、マリッジブルーは後編に書きます。つづきは⇒『【国際結婚】プロポーズを催促した話~後編~』へ!
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