コロナ渦での海外在住者の苦悩
新型コロナウイルスの感染が「パンデミック」と言われつつある中、海外在住者の私たちが一番心配しているのが入国制限です。もし居住国ではない国に滞在中、渡航禁止が宣言されれば、問答無用で帰国できなくなってしまうからです。ましてや、体調を崩し発熱でもすれば、検疫でひっかかり強制的に隔離されるかもしれません。
結婚式の延期を決断し、式場には柔軟に対応してもらったものの、航空券やホテルのキャンセルができるか、とても心配でした。海外からゲストを招待する予定もあり、交通費や宿泊費のキャンセル料がかかるとなると致命的でした。
新型コロナによる航空券の払い戻し
義両親の航空券はJAL、私たち夫婦の飛行機はANAで予約をしていました。ANAは早くより新型コロナウイルスによるキャンセルは全額払い戻しの特別措置を出していました。また、予約していた便が欠航になったため、連絡先で登録していた夫の携帯と日本の私の実家に、わざわざ電話が入りました。アメリカのコールセンターはトールフリーで24時間対応。つながるまで30分ほど待ちましたが、丁寧に対応していただきキャンセルできました。
JALもアメリカ国内のコールセンターにトールフリーでかけることができます。24時間対応ではないのでつながりにくく、かなり待ちましたが、コロナウイルスへの対応の最新情報や、日程変更になった場合の支払い方法など、とても細かく教えて下さいました。1週間ほどまっていると、こちらも特別措置が発表され、無事全額払い戻しでキャンセルできました。日本の航空会社を利用していて本当によかったです。
新型コロナの為の宿泊キャンセル
続いてホテルのキャンセルをしました。自分たちの宿泊のみでなく、ゲスト分の予約もしていたため、かなりの泊数でした。複数のサイトから予約をしていましたが、既にカード決済しているものの払い戻しも、現地清算予定の予約のキャンセルも、あっという間に完了しました。ホテルによりキャンセル規定も異なりますが、1か月ほど余裕があれば、わりとすんなりキャンセルができるようです。