アメリカで初めての確定申告!会計事務所で楽々Tax Return!

 アメリカに引っ越して初めての確定申告、Tax Returnがやってきました。日本では会社に丸投げだった手続きをアメリカでは個人で行う必要があると聞き、大丈夫かな~っとひやひやしていましたが、信頼できる会計士さんを見つけ楽々手続きできました。初めてのTax Returnの備忘録です。

扶養家族の控除

電卓と書類とペン 私はビザの関係でSocial Security Number(SSN)を取得できません。そのため、配偶者控除の手続きを行うには、個人納税者番号「Individual Taxpayer Identification Number(ITIN)」を申請する必要があります。3月に入り「4月15日がTaxDayらしいけど、何からしたらいいんだろう」と調べたときには、時すでに遅し。本来なら年明けごろからに気かけておくべきでした…。ITINの申請から発行には通常7週間ほどかかるそうですが、私達は申告から発行まで結局5カ月かかりました。とはいえ、会計事務所を通していたのでさほど焦らず待っていました。

会計事務所探し

オフィス Tax Returnは自分で行う方法や「Toubotax」というオンラインシステムを使う方法もあるそうですが、我が家は迷わず会計事務所に頼みました。夫がスペインでもフリーランスの収入を得ていること、配偶者控除の手続きなど、よく分からないことが多かったからです。何より言葉の面が心配だったのですが、近所の会計事務所「H&R Block」に電話してみると、運よくスペイン語対応の会計士さんを見つけました。すぐにアポイントを取って相談にいくと、安心してお任せできそうな方だったので即決。基本料金$69でITINの申請、確定申告、国税庁(IRS)とのやり取り、書類の不備があった場合のサポートも全てしてくれます。夫のフリーランスの対応が複雑で追加料金が発生し、結局$330かかりましたが、その後もコロナ渦にも関わらず、ストレスフリーでお任せできたことを考えると、とても満足できるサービスでした。

ITIN申請から発行まで

封筒 3月の中旬に会計事務所を通じてITINの申請及び確定申告をしました。身分証をはじめ必要そうな書類を全部持ってH&R Blockのオフィスへ出かけ、その場で会計士さんが個人確定申告書(1040)ITINの申告書(W-7)を作成。後日別のオフィスから郵送の手続きをしてもらいました。

7月になっても音沙汰がなかったため、コロナで延長になった申告期限7月15日が気になりはじめました。会計士さんに電話して国税庁(IRS)に問い合わせてもらいました。「確かに順番待ちの状態なので、このまま待っていてください」と言われ、さらに待つこと1カ月。8月中旬、ついにITINが郵送されてきました。

小切手が届く

窓口 ITINが届いてすぐに会計士さんに電話をし、再度アポイントメントを取りました。当日は言われた通りサインをして、言われた通り郵便局から書類を発送して、無事手続き終了です。1カ月後の9月中旬には連邦政府から、1週間遅れで州政府からも小切手が届きました。

小切手はすぐに銀行に持って行き、口座に入金してもらいました。夫婦でサインが必要だったので、しっかり身分証を持って二人で出かけておいてよかったです。

 夫の第一言語でやりとりができる会計士さんを見つけたのは、本当にラッキーでした。とても信頼できる方なので、Tax Return以外にもお金に関する相談に乗ってもらっています。いつか日本に帰国した際も、お金のことはプロに相談したい!と感じたTax Returnでした。
スポンサーリンク