スペインで出産!入院バッグ&陣痛バッグの中身、便利&不要だったもの

スペイン人の夫と結婚し、マドリードで妊娠・出産をしました。出産に向けて準備した入院バッグの中身を詳しく紹介します。

日本との違い

通常入院バッグ陣痛バッグと呼ばれる入院準備ですが、スペインではママバッグ・赤ちゃんバッグで分けるのが通常のようです。私の病院では、普通分娩の場合出産当日+2日、帝王切開の場合出産当日+3日が入院期間で、緊急で帝王切開に切り替わっても困らないよう4日分の入院準備をしました。また、スペインでは夫も同室に泊まり込むため、夫の着替えも入れました。

以下、病院の準備リスト、ネット情報などを参考に、私が実際に準備したものを紹介します。

赤ちゃんバッグ

赤ちゃんバッグ

  • 肌着とパジャマ…4枚ずつ
  • おくるみと退院時の少し厚手のカバーオール…1枚ずつ
  • オムツとお尻ふき…それぞれ1パック
  • ガーゼ…5枚
  • ボディーソープ、ボディークリーム

退院時にベビードレスを着せる文化はスペインにも存在するようで、親戚の叔母さんに聞かれたりもしましたが、私自身がほぼこだわりがなかったので、気に入っているカバーオールを着せました。また、私は産院がprivadoでしたが、publicoでは消耗品が準備してある病院もあるようです。スペインの方のYouTubeでは「privadoは基本的に全て持っていく」と言っていました。

パパママバッグ

  • 前開きパジャマ…2着
  • 授乳用ブラ…2着
  • 産褥ショーツ…4着
  • 骨盤ベルト…1つ
  • 着圧ソックス…1つ
  • 産褥パッドとナプキン夜用…それぞれ1パック
  • 生理用ウエットティッシュ…1パック
  • 乳頭クリーム…1つ
  • 母乳パッド…数枚
  • 円座クッション
  • 延長コードと充電器
  • お風呂セット、洗面用具、スキンケア用品、ドライヤー
  • シャワー用ビーチサンダルとスリッパ…2人分
  • 夫の着替えと2人分の退院着

乳頭クリームは産後すぐから始まった3時間おきの授乳で大活躍しました。授乳指導がほぼなかったため手探りでのぞみ、あっという間に乳首に傷を負いました。円座クッションも、病室のどこに座っても座り心地が悪かったので、場所をとっても持って行ってよかったと感じました。また、生理用ウエットティッシュもシャワーの許可がでるまでの間多用しました。赤ちゃん用のお尻ふきでも代用可能です。

産褥パッドはAmazonで売れ筋のいい商品を買ってみると非常に心許ないものだったので、夜用ナプキンも追加しておきました。また、ショーツも多めに準備しました。産褥ショーツは母が実家から送ってくれたものと、念のため生理用のショーツも入れておきました。日本の開くタイプの産褥ショーツはスペインの助産師さん達に珍しがられました。

さらに以下のものは陣痛バッグとして分けました。立ち合い出産なので自分が切羽詰まっても夫に「あれ取って」と頼めるのですが、すぐ取り出せるようよく使うものを別にしておきました。

陣痛バッグ

  • 飲み口が哺乳瓶のようになっているペットボトル飲料
  • 軽食
  • S字フック
  • 髪ゴム、リップクリーム、ハンドクリーム、目薬
  • タオルハンカチ、うちわ
  • 筆記用具
  • 除菌シート、マスク
  • ごみ袋
  • テニスボール
  • 現金

日本ではストローキャップが定番ですが、寝たまま飲めるタイプのペットボトルはやはり重宝しました。産後も思うように体が動かせなかったため、毎食ついてくる水を移し替えて使いました。入院中は夫の食事は出なかったため、軽食も持って行っておいてよかったです。また、院内にはサンドイッチの自販機もあり、数回利用しました。お産では、リップクリーム目薬も活躍しました。また、私は途中で発熱したため、夫にうちわで扇いでもらいました。

忘れてはいけない書類関係はすぐ取り出せる位置に入れ、夫にも伝えておきました。

  • パスポート、NIE
  • 保険のカード
  • Libro de Familia
  • 母子手帳(スペイン語版)
  • 無痛分娩に必要な書類
  • 念のため、これまでの検査結果

私はお産が破水スタートだったため、産院のurgenciaで入院しましたが、これまでの検査結果を全て出すよう言われました。事前に準備してバッグに入れておいて正解でした。また、深夜に慌てて病院に向かったので、事前に車に積んでいたバスタオル防水シートも役立ちました。

いらなかったもの

赤ちゃん用のボディーソープボディークリームは随分場所をとったものの、沐浴指導の助産師さんが持ってきたものを使いました。また、自分用の前開きパジャマも、産後2日はシャワーの許可が出ず、すぐに脱げる病院のパジャマを着っぱなしだったので1着でよかったです。シャワーは結局最終日に1回浴びただけだったので、ドライヤーもなくてもよかったなと思いました。

あると便利だったなと思うもの

私はお産が長引き何度もいきんだため、顔に血が上って両目が充血しました。数日顔と瞼が腫れひどい形相だったので、冷やすタイプのアイマスクがあればよかったなと思いました。また、病室には予備的なソファベッドがあり夫がそこで寝ていました。上着を布団代わりにしていましたが、寒い季節だったのでかけ布団の代わりになるようなひざ掛けやガウンを持って行けばよかったと思いました。

日本と比べると入院期間が短めですが、それでも入院準備をしてみるとかなりの荷物になりました。また、出産当日から義両親が差し入れをもって現れたり、病院からいろいろな試供品をもらったりと、退院時にはさらに大荷物でした。キャリーバッグにしておいてよかったです。
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