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トレドとは
Toledo(トレド)はかつての西ゴート王国が栄えた古都です。感覚的には京都や鎌倉といったところでしょうか?旧市街地は世界遺産に登録されており、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教、3つの宗教ごとにエリアの雰囲気が変わるのも見どころです。スペインの代表的な画家エル・グレコが活躍した場所でもあります。「マドリード観光をするなら必ず1日はトレド」と言われるほど訪れる価値がある場所なんだそうです。
アクセス
マドリードからはバスと列車が出ています。マドリード―トレドの直行バスは約1時間、特急列車は30分です。私はスペイン人夫の家族の車で行きましたが、やはり1時間ほどかかりました。市街地内の駐車場には時間制限があり、車を停めるのに時間がかかります。
街の雰囲気
平日に訪れましたが、旧市街地は観光バスが行き交いツアー客で賑わっていました。中国や韓国からの観光客も多く、マドリードよりもアジアの人と遭遇する率が高かったです。
最初の印象はまさに「ロード・オブ・ザ・リング」。石造りのPuerta de Bisagra(ビサグラ新門)をくぐり、旧市街地中心部へ向かって坂を上っていきます。小刀などを売るお土産やさんがあり、お店の前には鎧が飾られています。映画ロード・オブ・ザ・リングでは、実際にトレド産のデザインの鎧や刀が用いられたそうです。
見どころ
その① 街並み
旧市街地の中心部は、曲がりくねった石畳の狭い道が迷路のようにはり巡らされています。まるでハリーポッターに出てくる「ダイアゴン横丁」です。最初の広場zocodover(ソコドベル広場)にはCasa Del Map(観光案内所)があります。ここで滞在時間を伝えると、モデルコースを書き込んだ地図をくれます。
その② トレド大聖堂
一番の見どころは何と言っても世界遺産のトレド大聖堂(Catedral de Toledo)です。スペインゴシック様式の最高傑作ともいわれるカトリックの大聖堂は圧巻です。
約750枚のステンドグラスや金色に装飾されたパイプオルガン、エル・グレコの絵画など見どころが満載で、オーディオガイドを聞きながら写真を撮りつつ見て回ると、1時間半~2時間はあっという間に過ぎてしまいます。入場料が€10、残念ながら日本語のオーディオガイドはありませんんが、英語やスペイン語が分かる人にはおすすめです。
その③ Iglesia de los Jesuitas
たまたま通りすがりで訪れたIglesia de los Jesuitas(イグレシア デ ロス へスイータス)もなかなか良かったです。こちらは€3で中に入ることができるカトリック教会です。階段を使って屋上の鐘の近くまで登ることができます。旧市街地を見渡すことができ、遠くにマドリードが見えました。
お土産
定番のトレド土産はmazapán(マサパン)とyema(ジェマ)です。mazapán(マサパン)は伝統的なアーモンド菓子。yema(ジェマ)は卵の黄身を使った甘いお菓子です。
個人的にはコルクを使った「Mona’s」という小物屋さんが好きでした。様々なデザインのバッグやパスケース、ポーチなどが安価で売られており、女性向けのお土産にぴったりです。
天気
私たちが訪れたのは12月の前半です。広場にはクリスマスマーケットが立ち並び、旧市街地もイルミネーションでホリデーモードでした。ただ、結構寒かったです。気温はさほど低くないのですが、とにかく強風でずっとダウンジャケットのフードをかぶっていました。旧市街地の観光はほぼ屋外を歩くことになります。聖堂などの観光スポットも基本的に暖房はきいていないです。冬場に訪れる方は防風・防寒対策が必須です。また、坂道が多いので歩きやすい靴もおすすめです。曲がりくねった路地を結構なスピードで車が通り抜けるので写真を撮る際は気をつけましょう。
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