書類申請中に引っ越しをした場合
結婚を決めてからここまでに既に約4か月が経過していました。予定はずれにずれ、夫はアメリカに引っ越し、私も仕事を辞めて実家に戻りました。このため、新たに『過去居住していた区からの住民票の除票』と『新しい住所の住民票』が必要になりました。大使館提出書類を集める間に引っ越しをすると、新たな書類が必要になるので注意が必要です。
海外から住民票除票を取り寄せるには
夫側の書類申請がまたしても複雑でした。日本の役所から住民票除票を取り寄せるには、本人直筆の委任状(in 日本語)で、代理人を立てなければならないのです。有休消化中で実家に引っ越していた私は、現住所記載の保険証がなく、代理人になれませんでした。やむを得ず母親に代理人を頼み、夫には「この通り記入をしてね」と日本語の委任状のお手本を送りました。夫が委任状をアメリカで記入し、それを国際郵便で送ってもらい、その委任状で「住民票の除票」の代理郵送申請をしました。
アメリカでの新しい居住証明も必要になります。夫が半休をとり、在米スペイン領事館に取得しに行きました。これも原本が必要だったのでFedexで送ってもらいました。
翻訳会社、心して選ぶべし
最後の作業は、全ての日本語の書類の西訳を再度依頼することでした。想定外だったのは、日本の翻訳会社に裏切られたことです。以前も依頼したことのある、「3日で納品」と謳っている翻訳会社。以前は迅速に対応してもらった経緯があり、再度その会社に依頼しました。ところが見積もりの時点で「1週間後着で送ります」と言われたため、抗議の電話をしました。結局「3日後に納品」と応じてくれましたが、なんと納品日前日になって「翻訳者が体調を崩した」と翻訳会社側からキャンセルされたのです。やっとそろった書類を1日も早く提出したかった私には、腹立たしい出来事でした。結局他の翻訳会社に依頼したため、余計に時間がかかってしまいました。
書類の西訳作業については、バイリンガルの友人に頼んでもいいそうですが、とにかくミスをしたくなかったので翻訳会社に依頼しました。今回の件で、少し値がはっても信頼度の高そうな大手の翻訳会社を選んだ方がいいと学びました。