国際結婚の割合
厚生労働省の「平成 28 年度 人口動態統計特殊報告」によると、国際結婚の割合は全体の婚姻件数からみると3.3%。意外にも、平成18年度以降は国際結婚は減少傾向にあるそうです。
気になる日本人夫&外国人妻、外国人夫&日本人妻の割合は私たちの予想の真逆でした。
- 約7割が日本人夫&外国人妻
- 外国人夫&日本人妻は約3割
―厚生労働省平成28年度人口動態統計特殊報告 「婚姻に関する統計」
パートナーの国籍
日本人夫&外国人妻
では、パートナーの国籍別に見るとどうなのか。日本人夫&外国人妻の場合は、中国人妻がほぼ4割とダントツで増加傾向にあります。2番目に多いフィリピン人妻はそれでも減少傾向。続いて韓国・朝鮮と、アジア出身の外国人妻と結婚している日本人男性が多いことが分かります。また、フィリピン人妻の場合では、初婚・再婚ともに 日本人夫との年齢差が平均10 歳以上と年の差婚が目立ちます。
外国人夫&日本人妻
対する外国人夫&日本人妻では、減少傾向にあるものの韓国・朝鮮がナンバーワン。注目すべきは、日本人女性と結婚するアメリカ人夫は日本人男性と結婚するアメリカ人妻の約14倍ということ。イギリス人夫はイギリス人妻の約13倍です。国際結婚のうちたった3割の日本人妻ですが、欧米夫&日本人妻は日本人夫&欧米妻より優勢のようです。また、その他の国籍も日本人夫&外国人妻の倍以上と、日本人女性が様々な国の男性と結婚していることが分かります。
国際結婚をする年齢
それでは一体皆さんは何歳ごろ国際結婚をしているのでしょうか。外国人妻と結婚する日本人夫の平均初婚 年齢は37.7 歳です。(平成27年)一方、外国人夫と結婚する日本人妻の平均初婚年齢は上昇傾向が続いており、 30.0 歳(平成27年)です。国際結婚に限らず、平均初婚年齢が夫31.1 歳、妻29.4 歳であることを考えると、日本人女性が国際結婚に至るタイミングは、日本人と結婚する場合とほぼ変わらないようです。
また、国籍別に見るとフィリピン人妻と結婚する日本人男性の平均年齢は 41.1 歳、タイ人妻と結婚する日本人男性の平均年齢は 40.9 歳です。それも、年の差婚でうんと若い外国人妻をもらう日本人男性が多いようです。
国際夫婦の多い都道府県
都道府県別にみると、国際結婚の割合が高いのは、東京都、愛知県、神奈川県、千葉県です。鹿児島県、秋田県、宮崎県、北海道では99%以上が日本人同士の婚姻と、国際結婚の割合が低いようです。(平成27年)
確かに東京に住んでいるときは、国際カップル・国際夫婦を非常に多く見かけました。私の地元のように地方になると、外国人が珍しく、スペイン人の夫がバスで見知らぬ子に話しかけられたこともありました。