スタジオ見学を予約する方法
実はこのウォルトディズニー・スタジオ、通常一般の人は中に入れません。私たちが見学できたのは、知人がここで働いているからです。事前に人数、名前を伝え、案内してくれる社員が見学の予約をします。基本的に社員の関係者限定ということで、スタジオ内部を見学できるかは、とにかく人脈が鍵となります。
いよいよ見学
Animation Building
入り口で知人の社員と待ち合わせをしました。セキュリティーでパスポートを提示していよいよ中へ。まずはファンタジアの帽子をかたどったアニメーション棟受付のタブレット端末で受付手続きをします。英語で規約を確認し(ほぼ読んでないですが)、メールアドレスを登録、サインをして見学者の名札をもらいました。
館内は撮影禁止ということで、美術館のように大人しく見学して回りました。外部の人向けの展示も多く、世界中で楽しまれている歴代のディズニー映画のイラストがあちらこちらに飾られています。
才能溢れるアニメーターたちが働いているフロアは、少し照明が暗く、秘密基地のようにお洒落な家具が置かれ、歴代作品のモチーフやデッサンが無造作に飾られていました。私はここで公開前の「アナ雪2」の歌のシーンを見せてもらい、大興奮しました。その他、「アラジン」のジーニーを手掛けた有名なアニーメーターEric Goldbergが働いている姿を見たり、John Lasseterが働いていたという部屋をのぞかせてもらったりしました。
社員たちがミーティングや休憩をするフロアは、まるでApple社のようにシンプルで明るく、開放的な団らんスペースになっていました。ここを出たところで「アナ雪」でオラフの声優をつとめるJosh Gadを発見しました。白いポロシャツを着て見た目もまさにオラフ!知人も興奮気味に話していたので大物に間違えないのですが、吹き替え版を見たせいでどうしても、あの日本語版の声優さんが頭に浮かんでしまいました…。
Team Disney
内部には入っていないけませんが、白雪姫の7人の小人たちの像がある、Team Disneyと呼ばれる建物も間近で眺めることができました。近くで見るとこの小人たちがかなり巨大で驚きます。なんでも、小人なのに5.7メートルもあるそうです。
Disney Legend Plaza
7人の小人があしらわれたTeam Disney前には、著名人たちの手形やサインが飾られる広場があります。ディズニーランドさながらのウォルト・ディズニーとミッキーの像も写真撮影が可能です。兄のRoy.O Disneyとミニーマウスの像が腰かけるベンチも隣にありました。ここは定番の見学コースで、私たち以外にも別の社員に案内されている見学客がいました。
撮影スタジオ
ミュージカル映画「メリー・ポピンズ」を撮影したというスタジオも外観だけ見学しました。ジュリー・アンドリュースがここで演じたのかと思うと気持ちが高ぶりました。
Ink and Paint Building
写真は撮れませんでしたが、ディズニーの歴史を感じる地下トンネルも案内してもらいました。なんでも、まだ手書きでアニメを作っていた頃、別の建物から雨風に触れずに原画やセル画を運ぶために使っていたトンネルなんだそうです。個人的に、ここが一番ディズニーの歴史を感じた場所でした。
Marvel Studios
こちらも見学はしていませんが、マーベルのスタジオも入り口まで行ってみました。受付前にはアイアンマンのスーツがかっこよく飾られていました。
お土産ショップも
スタジオ内のディズニー・ショップは結構な品ぞろえで、日本では見かけないようなデザインのグッズも販売されています。社員なら35%割引で買えるそうなので、代わりに購入してもらうのがおすすめです。
見学を終えて
スタジオ見学は1時間半ほどでしたが、世界中で楽しまれているディズニー映画がここから発信されていると思うと、今回の見学はとても貴重な体験だったと感じました。また、案内してくれた社員が、スタジオ内の建物や人物について熟知していることにも驚きました。新入社員は最初にスタジオ内を案内され、勉強会をするらしいです。