AmazonもFedexも信用ならない!アメリカのガサツな配達事情!

 アメリカ暮らしを始めて驚いたことの一つが、AmazonやFedexの配達事情がかなり酷いということです。アメリカのオートロックや宅配ボックス、宅配業者のサービスについて紹介します。

アメリカ版Amazon

宅配便 アメリカに引っ越してからかなりの頻度で利用しているAmazon。アカウントは日本のものとは別で、アメリカ版のアカウントを新しく作りました。無料アプリ商品の追跡ヘルプセンターとのチャットができます。一見便利ですが、これがなかなか上手く機能しません。

 厄介なのは、一度セキュリティーロックがかかると、ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)を入力しなければ復旧できないことです。SSNを持たない私はすでにアカウントを2つこれで失っています。しかもログインできないアカウントから勝手にプライムメンバー費を引かれる始末。古いアカウントを削除し、返金してもらうのにかなり手間がかかりました。

 また、無料アプリでは購入履歴からチャットで問い合わせができますが、「では3分後に電話します」「24時間以内にメールします」などと毎回たらい回しにされてそれっきりです。

日曜は電話も出ないFedex

 Amazonと同じくらいトラブルがあったのがFedexです。一度Amazonで注文したものが行方不明になり、アプリでは『配送完了日時』として表示されていました。同じ日に、集合玄関の郵便ポストにFedexからの不在連絡票が貼られていたのですが、不在連絡票には、担当者の名前も、その後の対応も記載がありません

 Fedexもサイト連絡票の追跡番号を入力するか、無料アプリバーコードを読みとり検索をかけられます。検索してもヒットしなかったので問い合わせ電話をかけましたが、Fedexのコールセンターは日曜日はやっていませんでした。結局、この不在連絡票はFedexが誤って私たちのポストに貼っていたものでした。

オートロックがない住まい

ハリウッドの街並み 私たちが住んでいる築年数は結構いっていますが、一見モダンでプールやジムも付いたリノベアパートです。しかし、日本では常識のオートロックがありません。そのため、不在連絡票が貼られた日在宅だった!電話一本くれたら集合玄関まで受け取りに行ったよ!ということも多々あります。オートロックなしのアパートの場合、配達員は在宅かどうかの確認はしてくれません。

宅配ボックスも有料

 オートロックのない集合玄関ですが、代わりに宅配ボックスがあります。宅配ボックスは登録に$20かかり、『parcel pending』というアプリと連携しています。登録が有料のわりに、配達員がこの宅配ボックスを使ってくれないことも結構あります。また、時々エラーが発生するため、配達された日から4日以上受け取りがなければ、$3 per dayの保管費用も少々心配です。

古風なご近所預かりシステム

段ボールを手渡す人 荷物が紛失した際、迷宮入りして手も足も出なると連絡するのが不動産会社です。かなりの確率で「うちであずかってますよ」と言われます。うちは宅配ボックスの契約をしていないテナントの荷物は、隣接する不動産会社が預かるという古風なシステムです。ありがたいですが、紛失や破損で責任問題にもなりかねない気がします。

放置される荷物

 アパートの共有スペースに荷物が放置されるのも日常茶飯事です。誰にでも持って行けちゃうスタイルです。以前電子レンジをドアの前に放置されたときは、「せめてノックして教えてくれよ」と呆れました。

 アメリカに来て、日本の配達事情がどれほど恵まれていたかを思い知りました。いまのところ注文した商品が紛失したことはありませんが、オンラインショッピングは基本的に「届くか分からないもの」と思って待つようにしています。
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