紙ヒコーキ
なんといってもド定番。ありがたいのは長方形から作るものが多いので、ノートの切れ端で作れてしまうこと。最近では「ギネス認定された紙飛行機」「飛行距離が長いもの」「回転しながらとぶもの」など、様々な折り方がネットにあがっています。折り方は複雑で正確に折らないと上手く飛ばないこともありますが、最初に威力を見せつけておくことがポイントです。私の経験上、6歳の活発な男の子でも、「すごい!」と最初に夢中になれば、必死で折ります。
かぶと
大人数の初心者に教える場合は兜がおすすめ。「侍の被り物です」というと日本らしさがアップします。折り方もシンプルで時間もかかりません。多少準備が大変になりますが、少し大きめの紙で作れば実際に被ることができるサイズも作れちゃいます。
キャラクター
日本のアニメのキャラクターを折るのもの楽しいです。折り方が複雑なものもあるので、小学生以上におすすめです。キャラクターものは上手く折れないとへこんでしまうしまう人もいるので注意が必要です。難易度を事前にチェックしておくことが大事だと思います。このパターンの折り紙は、何と言っても完成後に顔を描くのが楽しいです。一つひとつ異なった作品ができるので、オリジナリティーが出せます。
季節感のある折り紙
クリスマスやハロウィンなど、季節のイベントが近い時はそれに関連した折り紙がおすすめです。何回かに分けて別の種類のものを折っていき、最終的に台紙に張って飾りにすることもできます。家に持ち帰れる飾りとなると、みんな真剣に、丁寧に折ろうとするので教えやすくなります。
くす玉、飾り箱
自分が作ってプレゼントにしたり、折り紙のレッスンを繰り返した集大成として教えるなら、くす玉や飾り箱がおすすめ。立体というだけあって見た目も映えるので喜ばれます。同じパーツを組み合わせるものなら、1パーツ教えたらあとは繰り返しなので、最後に組み立て方を伝授するだけでいいです。パーツが多いので時間がたっぷりあるときに向いています。
外国人に折り紙を教えるコツ
海外でも、折り紙初心者で、あまり手先が器用でない大人や未就学児~低学年だと、「端をそろえて折る」、「線対称に折る」など基本的な動作がなかなか伝わりません。「山折り」や「谷折り」、「開き方」など個別で教えてあげなくてはならないことも多々あります。
しかし、逆に言うと、典型的な折り方が入ると、その後はどんどん応用が利くのが折り紙のいいところ。以前海外で10歳前後の子ども達に、半年間週一で折り紙を教えていました。最初は時間がかかりましたが、回を重ねるごとに質問が減り、最後には放っておいても子ども同士で教え合って「くす玉」を組み立てたのでとても驚きました。