アメリカの野鳥
日本でおなじみのスズメとカラス。ここカリフォルニアにもいます。ところがスズメはリーゼント調のツンツン頭、カラスは鳴き方が日本のカラスとは違います。庭先に野鳥用の餌箱を置いている家も多く、しっかり餌付けされています。珍しいのはハチドリです。高速で羽ばたき、ホバリングする小さな姿はなんだか神秘的です。
アメリカのリス
日本では見かけることがないのがリスですが、ここアメリカでは少し緑があれば住宅街でも普通に生息しています。一人で歩いていると、カサカサっと木の上から顔を出しこちらの様子をうかがったり、わりと近くまで降りてきて「ギャッギャッ」とワイルドな声で鳴いたりします。ある程度人間になついているリスなら、クッキーのかけらを手に持ってじっと待っていると、木から降りてきて、手渡しで餌付けできます。
アメリカの巨大バッタ
反対に出くわしたくないのがバッタです。日本の野原にいる『ショウリョウバッタ』ではなく、仮面ライダーのモチーフとなった『トノサマバッタ』が一般的。いかつい、アメリカンサイズのgrasshopperです。私は奴らの太めのボディーが大の苦手です。
ガーデニングをしているお宅の庭から、歩道近くまで出てきているのか、誤って奴らの1メートル圏内に踏み込んでしまうと、威勢のいい“G”のように急に飛びたちます。『跳ぶ』のではなく、本当に『飛ぶ』のです。春先に数回遭遇してしまい、今では買い物帰りに歩道の真ん中に陣取られると、ついつい道を譲ってしまいます。
2019年の夏はこのgrasshopperがラスベガスで大発生したそうです。地面や壁を覆いつくすように、大量のgrasshopperが蠢く様子はほぼ地獄絵。ニュースで見たとき背筋がぞっとしました。
行く手を阻むスプリンクラー
生き物ではありませんが、各家の芝生に取り付けられたスプリンクラーも厄介です。朝や夕方、一定時刻になるとプシューと水しぶきをあげはじめる自動水やりシステムです。歩道はなんとなく避けている作りのものもあれば、ほぼ歩行者無視のものもあります。場所によっては一回車道に出ないと足元が濡れてしまうようなところもあります。